遺産の中に土地や建物が含まれている場合には、不動産相続を司法書士に相談することで手続きをスムーズに進めることができるでしょう。遺産相続の相談ができる専門家としては弁護士や行政書士、税理士なども存在しています。引き継いだ遺産や他の相続人との関係によっても依頼するべき専門家は変わってきますが、相続登記などを含めた不動産相続は司法書士が得意とする分野です。司法書士は不動産相続の中でも所有者の変更に関連する相続登記の相談などを受け付けることができます。
不動産の所有者が亡くなった場合、土地や建物は遺産となって相続人へと受け継がれます。実質的に所有者が変わったことになりますが、この場合も公的な登記の変更は自動では行われず、相続人自らが手続きをしなければいけません。相続登記については変更を怠ると数年あるいは数十年の時間が経過してから、大きなトラブルへと発展する可能性もあるでしょう。土地や建物などの不動産は元々が資産価値が高く高額です。
早い段階で名義を明確にし、所有者を変更しておくことでトラブルの発生を回避することができます。司法書士は不動産相続において、相続登記や抵当権抹消登記などの業務を引き付けることが可能です。また、被相続人が自分の遺産について生前から相談することもできるようになっており、その場合には遺言書の作成や検認などの依頼が中心になるでしょう。実際に遺言書が実行された場合の執行人なども依頼することができます。